資生堂の株価が急騰!理由や決算を分析し、今後の株価を予想する

資生堂【4911】の株価が急騰しています。

令和1年8月9日の終値で7,850円(前日比+590円(+8.13%))となっており、急上昇しています。

決算発表後の株価チャートは下記の通りです。

資生堂のような規模が大きい企業でここまで株価が上昇するのは珍しいですね。

 

今回は

  • なぜ資生堂の株価は急騰しているのか?
  • 今後資生堂の株価はどうなっていくのか?
  • 株主優待や配当はあるのか?

を解説していきます。

 

なぜ資生堂の株価は急騰しているのか?

 

結論:資生堂の株価が急落している理由は上期の純利益が10%増と好調だったため

 

資生堂は上期までの業績が好調で下記のとおりとなりました。

(億円) 2,019 2,018 前年度比
売上高 5,646 5,326 320
売上原価 1,156 1,091 65
売上総利益 4,490 4,235 255
販管費 3,801 3,524 277
営業利益 690 711 △ 21
経常利益 680 728 △ 48
特別損益 △ 13 16 △ 29
純利益 525 477 48
EBITDA 960 966 △ 6

 

好調な業績を受けて、資生堂は「2019年12月期の連結純利益が前期比35%増の830億円になりそう」と発表しました。

計画よりかなり高い業績が投資家から評価を受けて、株価が急騰をしたということです。

 

2019年12月第二四半期の決算で売上高、営業利益、純利益いずれも過去最高を記録する好調ぶりです。

詳細は下記の通りです。

【第二四半期の業績(4月~6月)】

資生堂 業績

【上半期の業績(1月~6月)】

資生堂 上半期 業績

(参照:資生堂 IR)

10四半期連続増収という好調ぶりです。

ちなみにモメンタムというのは勢いという意味です。

 

業績が好調な理由は主に下記の通りです。

  • 国内では消費税増税前の駆け込み需要で高価格帯が良い
  • 中国では大規模セールも影響し、勢いが継続
  • 旅行者を対象とした商品も好調
  • その他諸外国でも軒並み好調

つまり中国を筆頭に全体的に売上が伸びており、好調ということです。

 

普通の企業であれば好調な国と不調の国があるのが一般的ですが、資生堂はほぼ全ての国で好調です。

資生堂全体としての戦略がうまいということですね。

下記を見ればわかりやすいです。

(参照:資生堂 IR)

ほぼすべての地域で売上が拡大しています。

特に中国及びアジアパシフィックというアジア地方での売上拡大はすごいですね。

2020年には東京オリンピックの開催が控えていますので、今後とも拡大の期待が十分持てます。

 

インバウンド需要が好調

資生堂はインバウンド需要が業績に大きくプラスに影響しています。

下記は訪日外国人の推移です。

 

訪日外国人 比較

(参照:日本政府観光局 HP)

このように訪日外国人は順調に伸びています。

そのため、外国人による購入が増えているため、資生堂の国内の事業が好調に推移しているということになります。

特に資生堂の化粧品は決算は中国人に人気が高いです。

 

中国人だけで10万人以上訪日客が増えており、安く買える日本で大量に購入したという背景が見えますね。

 

業績拡大をうけ、株価も急騰

決算発表をうけて株価も急騰しています。

【令和1年8月9日の株価チャート】

令和1年8月9日の終値で7,850円(前日比+590円(+8.13%))

8%を超える急騰を見せました。

資生堂ほどの大きい規模の企業でこれほどの急騰を見せるのは珍しいです。

投資家にとってインパクトのある決算だったということですね。

 

【5年チャート】

過去5年のチャートとも合わせてみておきましょう。

業績が拡大しており、順調に右肩上がりで伸びています。

今後の株価上昇にも期待したいですね。

 

資生堂の株価は今後どうなる?

資生堂の株価は今後消費税増税の影響がどこまでくるかによります。

第二四半期までの好調の原因は消費税増税前の駆け込み需要によるところも大きいため、10月~12月までの時期の業績は下がると考えられます。

それを第三四半期までの業績で補えるかどうかがカギとなってきそうです。

 

株価は消費税増税後の需要減少を織り込んでいないように見えますので、業績が良いからと安易に深追いするのは危険な気がしますね。

株価もかなり期待が先行して買われており、 PERが(連) 38.03倍、PBRが(連) 6.49倍とかなり割高です。

割安感は全くない点は注意しなければいけませんね。

 

とはいえ2020年には東京オリンピックの開催が控えており、さらなる業績拡大に期待が持てます。

市場がどこまで織り込んでいるかは不透明ですが、インバウンド需要がさらに増えることが期待されますので、十分に株価が上昇する余地はありそうです。

 

資生堂の株主優待は化粧品を贈呈している

資生堂の株主優待は下記の通りです。

【株価】7,902円

最新の株価はこちら

【権利確定日】12月

【株主優待内容について】

資生堂の株を1年以上保有した株主に対して、保有株数に応じて下記が贈呈される

  • 100株以上1,000株未満・・1,500円相当の資生堂商品
  • 1,000株以上・・10,000円相当の資生堂商品

 

詳細は下記の記事で紹介していますので、ご参照ください。

 

【配当利回り】0.76%

【優待利回り】0.19%

【優待利回り+配当利回り】0.95%

配当と利回りの推移について

配当は下記の通り推移しています。

  • 2010年3月期・・50円
  • 2011年3月期・・50円
  • 2012年3月期・・50円
  • 2013年3月期・・50円
  • 2014年3月期・・20円
  • 2015年3月期・・20円
  • 2015年12月期・・20円
  • 2016年12月期・・20円
  • 2017年12月期・・27.5円
  • 2018年12月期・・45円
  • 2019年12月期・・60円(予想)

配当は上記のとおり推移しています。

近年では増配を継続しています。

自己資本比率も40%を超えており、業績も拡大しているため、今後も期待ができますね。

 

過去の株価を踏まえた利回りは下記のとおりとなります。

  • 株価が6000円の時、配当利回りは1%、優待+配当利回りは1.25%
  • 株価が7500円の時、配当利回りは0.8%、優待+配当利回りは1%
  • 株価が9000円の時、配当利回りは0.67%、優待+配当利回りは0.83%

現在の株価は7902円【令和01年08月09日時点】のため

配当利回りは0.76%、優待+配当利回りは0.95%となります。

利回り的にはあまり魅力がありません。

資生堂の業績推移まとめ

【基本情報】

証券コード 4911
企業名 資生堂
株価 7,902
配当利回り 0.76%
時価総額 3,160,800百万円
株の購入価格 790,200
PER (連) 38.03倍
PBR (連) 6.49倍
年初来高値 8,905円
年初来安値 5,922円

 

【売上高推移】

資生堂 売上高 推移

【最終利益】

資生堂 最終利益 推移

【財務諸表】

資生堂 財務情報

 

 

MoneyCourt 編集部

MoneyCourt 編集部公認会計士・税理士

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【監修:ユニヴィスグループ( Univis Group )公認会計士・税理士】

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